タマゴダケ

こんにちは、エンゼルフォレストの(自称)キノコ博士、池田です。

夏も終わりに近づき、だんだん涼しい日が多くなってきました。場内のナナカマドやドウダンツツジの葉の色が少し変わってきており、秋の到来を予告しているかのようです。昨日場内のある場所で見つけたこちらからも、秋を感じさせられます。テングダケ科のキノコ、タマゴダケが生えていました。

真っ赤な色をしていて、これは絶対毒キノコだろうと思われる方が多いのではないかと思います。実際同じテングダケ科でタマゴダケと良く似ているベニテングダケは毒キノコなのですが、タマゴダケは無毒で食用になります。結構美味しいキノコですが、このキノコを食べたことがある人はあまり多くないと思います。壊れやすいキノコなので一般にはあまり流通していないのです。タマゴダケという名前は、タマゴの殻のような壺状の外被膜に包まれて生えてくることに由来するのだと思われます。そしてこのタマゴの殻的な物がついているかが、似ている他のキノコと区別する大きな手がかりとなります。

ところで、一昨日山梨県の60代女性がタマゴダケモドキというキノコをタマゴダケと間違えて食べて食中毒になったそうです。嘔吐や下痢などの症状が出て入院しているそうです。タマゴダケモドキは確かにタマゴダケに似てはいるのですが、黄色い色をしているので間違えにくいと思うのですが。カサの裏はこのようになっています。

これから森には色々なキノコが生えてきますが、キノコの知識があまり無い方が、キノコの種類を特定するのは大変難しいと思いますので、安易に適当に取って食べると大事故につながる恐れがあります。「地味なキノコは食べられて、派手な色のキノコは毒キノコ」とか、「柄が縦に裂けるキノコは食べられる」とか、昔から言い伝えられている簡単に食べられるキノコを見分ける方法とかは全部嘘です。そんな方はいらっしゃらないと思いますが、その辺に生えている良く分からないキノコをBBQで焼いたり、ダッチオーブン鍋に入れて食べたりしないようお願いします。美味しいキノコが食べたくなりましたら、エンゼルフォレスト入口近くの「道の駅」などで入手されると良いかと思います。ダッチオーブンでキノコの炊き込みご飯なんかを炊いてみるのはいかがでしょう?